2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 「うそつき病」がはびこるアメリカ

「うそつき病」がはびこるアメリカ作者: デービット・カラハン,小林由香利出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/08/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (15件) を見る ■商品の内容 [要旨] いまやアメリカでは、あらゆる人が…

 次世代のためにも必要な本を読む

本ブログをチェックされている方にはおわかりかと思いますが、このブログのカテゴリーの[メモ]という項目に、書籍の情報を記載しています。私がすでに読んだ本の紹介は、別途[読書]カテゴリーで行っておりますが、それとは別にこれから読んでみようと思…

 二重言語国家・日本 

二重言語国家・日本 (NHKブックス)作者: 石川九楊出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 1999/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る 356頁 あとがき 歴史は、文字に記された文献、あるいは考古遺品から浮か…

 「捏造を見抜く目」を持つのはなかなか難しいことだと思うが、ひとつの例を紹介します

マンションの構造設計を捏造した事件が巷で騒がれていますが、同じ捏造ということでは5年前に、考古学の発掘に関する事件がありました。この事件に関して最近、副島隆彦氏が言及していましたが、それについて少々論じてみたいと思います。 副島隆彦の学問道…

 鳥インフルエンザ報道の真相は?

毎朝ラジオを目覚まし代わりにつけているのですが、NHKのニュースで連日、「鳥インフルエンザが猛威をふるうかもしれない」と報道しています。かたや、日本にはタミフルの在庫がないということで、ずいぶん危機感をあおっているようです。こうしてマッチポン…

 皇族の呼称は?

16日に「紀宮さま」の結婚のニュースから書き始めましたが、その後副島隆彦の学問道場の掲示板で次の書き込みを見つけました。 紀宮さまご成婚に寄せて 投稿者:吉田(Y2J)投稿日:2005/11/16(Wed) 15:55:46 いつのまにか皇族を「さま」呼びすることに…

 戦争責任とは何か

“戦争責任”とは何か―清算されなかったドイツの過去 (中公新書)作者: 木佐芳男出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/07メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る

 女系天皇と女性天皇の違いを理解する

昨日は、紀宮さまと東京都職員黒田慶樹さんの結婚式が行われました。また一昨日には、蘇我入鹿の邸宅があったとされる奈良県明日香村の甘樫丘(あまかしのおか)の東麓で、七世紀の建物群跡が見つかる、という報道もあり、天皇家を巡る話題に事欠かない日々…

 町田の事件について一言だけ

世間をにぎわせた事件で、あちこちで論じられているものに対して、「コメントはしたくない」というのが私の基本的なスタンスなのですが、思うところがあって、少しだけ言及したいと思います。今回と類似性のある事件として、私が思い出すものがありました。…

 この20年で社会は会社はどう変わったか

昨日東京からお客さんがありました。NPO法人「緑の家学校」の代表および関係者の方々です。この団体の詳細や活動内容の紹介は省略します。HPがありますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。http://midorinoie.hp.infoseek.co.jp/私のところにこられたの…

 身近な水を活かす小型水力発電実例集

身近な水を活かす小型水力発電実例集―自然との共生を目指して (サイエンス・シリーズ)作者: 千矢博道出版社/メーカー: パワー社発売日: 2004/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) を見る

 間違っていませんか?「狩猟民族」と「農耕民族」の使用法 その2

話を整理していきます。1.すべての人類は狩猟採集生活だった 現在でも、人類・家畜・ペットなどを除くすべての動物は、自然にある動植物を食糧としており、狩猟採集によって生命を維持しています。食糧生産を開始する以前の人類も、狩猟採集によって生活を…

 間違っていませんか?「狩猟民族」と「農耕民族」の使用法

今日もラジオを聞いていたら、「終身雇用の日本社会は農耕民族型で、アメリカのキャリア優先社会は狩猟民族型」とゲストでどこかの言論人がしゃべってました。この手の引用パターンはうんざりするほどあちこちで見聞きします。どんな学者も知識人も、「日本…

 しかし真の真の旬はさらに違うところにある

ふれあいの里ブログの紹介で、野菜の旬のことを書きました。気候の違う産地から持ってきた野菜はさておいて、この地で採れるものでも、ハウスを使ったり加温をしたりすることで旬をずらした収穫が可能なことを示し、路地野菜が本来の旬である、と説明しまし…

 ふれあいの里ブログで野菜の旬を知ろう

「農事組合法人吉井物産センターふれあいの里」のブログを立ち上げました。私はここの理事をしているので、宣伝の意味もかねているのですが、「学問と実践」で取り上げる真の目的は、野菜の旬を知ってもらうということです。今の世の中、スーパーに行けば、…

 ヤマギシ会関連

ヤマギシズム学園の光と影作者: ヤマギシを考える全国ネットワーク出版社/メーカー: 風媒社発売日: 1994/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る『さらばヤマギシ』 大窪興亜・石上扶佐子/94.5.10./地球民社/税込1380円 ヤ…

 「私の、もったいない」に応募しました

最近話題になっている本で、「もったいない」というのがあります。もったいない作者: プラネット・リンク出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2005/06/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 163回この商品を含むブログ (24件) を見るまだ読んではいま…

環境のことを考えながら「ラーメンスープ」をとる その3

究極のエコロジカル皿洗いの発見 春夏秋冬四季のある日本で、温かいラーメンはやはり冬場に恋しくなる食べ物でしょう。寒い季節に一杯の温かいラーメン。ラーメンは戦後日本に普及した食べ物ですが、それはカレーライスと共に、今や日本人の国民食といえるく…

環境のことを考えながら「ラーメンスープ」をとる その2

究極のエコロジカル皿洗いの発見 私の生まれた家の近くに、小さな町工場がありました。そこに私と同級生の息子がいたので、その家にもよく遊びに行っていました。その工場は旋盤で金属加工をしており、従業員は手を油まみれにしながら働いていたのですが、彼…

米内光政と山本五十六は愚将だった

米内光政と山本五十六は愚将だった―「海軍善玉論」の虚妄を糺す作者: 三村文男出版社/メーカー: テーミス発売日: 2002/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (8件) を見る

環境のことを考えながら「ラーメンスープ」をとる

たった今、明日以降自給屋で提供するラーメンのスープをとり終えました。正確に言うと、スープをとり終えた上に、そこで使った道具を洗い終えたということです。もったいぶった言い方をしなくとも、単に洗い物をしただけのことかもしれませんが、自給屋では…

神道史大辞典

神道史大辞典作者: 薗田稔,橋本政宣出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2004/06/10メディア: 大型本この商品を含むブログ (2件) を見る

近視眼的な保守心理に覚醒を促す努力は徒労なのか

確か中学生の時の数学で、「確率」というものを初めて習う際、教科書の導入部分に書かれていたのは次のようなことだったと記憶しています。毎朝、何日も同じ路上に駐車してある車があります。一昨日も、昨日も、そして今日もその車はありました。明日もこの…

トーマス・マン著「トニオ・クレーゲル」

数年前のことですが、一人で農作業をしているとき次のような思いに駆られることがたまにありました。 「俺が一人で汗をかいて苦労しているのに、女房はお茶の一つも持ってこないのはどういうことだ」 「正午を回ってもまだ家に帰らず作業をしている俺を、ど…

「輸出戻し税」を実際の計算から考えてみる その2

前記の通り、国からみたら、もらった分の消費税をそのまま返しているので、この一連の取引には、消費税は存在していなかったのと同じことになっています。後の問題は、国が返還した消費税2万円は、きちんとそれを支払った人に返還されているか、ということ…