読書

 ヴィクター・ソーン「the new world order exposed」

この本は日本では「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」で、翻訳・責任編集は副島隆彦氏です。副島氏が力を入れて翻訳。同時に随所に解説を入れて、日本人にもわかりやすく読めるようになっています。「鳴り物入りか」と思った本書ですが、発売日…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」下巻読書速報

昨年のクリスマスプレゼントとして、自分のために買った本書ですが、何とか上巻をクリアし、昨日下巻にたどりつきました。その最初の章に、世界の中で環境破壊にいたらず、長年にわたって民族の繁栄を実現した成功例として、日本の江戸時代が揚げられていま…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで その3

前回はイースター島についての概略とたどってきた道の要点を書きましたが、今回は、 なぜイースター島が森林破壊の極端な事例という地位を獲得するに至ったのか なぜポリネシア全体で森林破壊の度合いにばらつきがあるのか この点についてのジャレド氏の考察…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで その2

2章「イースターに黄昏が訪れるとき」に書かれているポイントを2回に分けて解説します。今回は主にイースター島の概略とたどってきた道についてです。ただしその内容はしっかりとジャレド氏の研究成果が盛り込まれています。○イースター島は、人の住める場…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで

昨年12/26の本ブログ「縄文人やインディアンが「善」で弥生人や現代人が「悪」なのか」で、発売されたばかりのジャレド・ダイアモンド氏の新しい著作「文明崩壊」を紹介しました。早速書店で購入し、年末年始の空いた時間の中で少しずつ読み始めたとこ…

 次世代のためにも必要な本を読む

本ブログをチェックされている方にはおわかりかと思いますが、このブログのカテゴリーの[メモ]という項目に、書籍の情報を記載しています。私がすでに読んだ本の紹介は、別途[読書]カテゴリーで行っておりますが、それとは別にこれから読んでみようと思…

トーマス・マン著「トニオ・クレーゲル」

数年前のことですが、一人で農作業をしているとき次のような思いに駆られることがたまにありました。 「俺が一人で汗をかいて苦労しているのに、女房はお茶の一つも持ってこないのはどういうことだ」 「正午を回ってもまだ家に帰らず作業をしている俺を、ど…

ヘレン・ミアーズ著「アメリカの鏡・日本」(抄訳版)

抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)作者: ヘレンミアーズ,Helen Mears,伊藤延司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/09メディア: 新書購入: 5人 クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見る人間誰でも、自分を100%肯定し「自分は…