次世代のためにも必要な本を読む

本ブログをチェックされている方にはおわかりかと思いますが、このブログのカテゴリーの[メモ]という項目に、書籍の情報を記載しています。私がすでに読んだ本の紹介は、別途[読書]カテゴリーで行っておりますが、それとは別にこれから読んでみようと思った本を見つけたときに、メモとして貼り付けているものです。

ブログを書く前は、ネットや雑誌等で見つけた「読みたい本」の情報は、メモ用紙に書いて壁に貼り付けていたりしたのですが、それがたまってきたり陳腐化したりしてくると、最後はその本を入手することなくメモを捨ててしまっていました。

メモ用紙に書く情報はタイトルと著者名くらいなので、後で見たときにイメージがわかないというのが、陳腐化する一因だと思います。それに対して、ブログに貼り付けるものは、イメージ写真やその他の情報が網羅され、さらに詳しい情報はリンクが張られておりそちらで見ることができるので、その本を読みたいと思ったときの感情がより蘇りやすいと感じています。ですから、ブログにメモとして、今後読みたい本を貼り付けておくのは、私としてはとても重宝していますし、ブログの使い方としても満足しているところです。

それにしても、たまった読みたい本も、暇と金がなければ宝の持ち腐れです。金がない場合でも、図書館の検索で見つかれば借りることができますが、意外と図書館で借りてきた本を読む時間を作るのは難しいのが実生活の中の現実です。

さて、このところ感じているのは、ここ5〜6年の間にずいぶん優れた本が出ているということです。自分の興味の度合いもあるでしょうが、この戦後60年とか、明治維新以後の解釈や、考古学上の新事実、政治思想など、これまで隠蔽されていたり発見されていなかった事実が、数多く出てきており、興味が尽きない状況が続いていると感じています。

こういった本を読みたいという感情は、個人の興味や向学心から来るばかりでなく、培った知識を次世代に伝えたいという思いのほうが大きいかもしれません。新しい解釈や価値の転換は、さらに次の新しい日本を作る素だと考えているからです。

ただし、その道標がおかしな方向にならないよう、十分に過去から学ばなければなりません。そのためにも、読む必要を感じた書物はきっちり読破したいと思います。そのためにブログの活用は有効であり、残されたのは金と時間の使い方になります。