インドでバイオガストイレ?その汎用性は?

AFPのニュースで次のような記事があった。http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2299766/2256976

ヒトの排泄物リサイクルが地球を救う
【10月18日 AFP】(一部修正)ヒトの排泄物をリサイクルし、生物ガスと肥料を格安で生産するシステムを採用すれば、世界中でトイレ施設のない環境に住む26億人の数を半減させ、地球温暖化を緩和することもできる。インドの環境専門家がこんな構想を提唱している。

 国際ボランティアNGO「スラブ・インターナショナル(Sulabh International」の創設者ビンデシュワル・パタク(Bindeshwar Pathak)氏は10月末、ニューデリー(New Delhi)で開催される「世界トイレサミット(World Toilet Summit)」で、ヒトの排泄物利用に関する詳細な計画を発表する。

インドだけでもトイレ施設を十分に利用できない人の数は、7億3000万人に上るとみられている。「2002年、南アフリカで採択された国連(UN)の『ミレニアム開発目標Millennium Development GoalsMDGs)』では、トイレが利用できない世界の人口26億人を、2015年までに半分に削減する目標が設定された」(Pathak氏)

排泄物を有機的に分解した生物ガスを燃やして調理の燃料や発電に利用し、尿を肥料にするシステムを提供することで、インドは世界に貢献できるとPathak氏は語る。同氏は「世界中の人にこの技術について知ってほしい。このシステムは、アフガニスタンのカブール(Kabul)で実際に稼働中で、『ミレニアム目標』を達成し、温暖化を緩和することができる」と大きく期待する。

記事ではこのトイレのシステムについては解説していないが、うちでやっているバイオガスプラントと同じようなものであると考えて間違いはないだろう。問題は、2015年までに「13億人分のトイレ不足をこのシステムで解消する」といっていることだが、どれほどの汎用性があるのか、つまりどれだけ安価で簡単に設置できるものかということが気になる。

というのも、過去に私は同じような提言を農水省で行っているからだ。
(私が農水省で行なった政策提案の内容 http://d.hatena.ne.jp/sakunou/20060616/1150469808

私が提言したのは、国で「家庭用バイオガスプラント」を作ってほしいということ。特に、安価で簡易に設置できる汎用的なものを研究開発してもらいたいと要望した。私の家にあるプラントは、原材料費は25万円ほどだが、4人の人間で1ヶ月の労力を要するものだ。これでは普及は難しいということで、もっと汎用的なものが必要であると訴えた。その利用価値は上の記事にあるようなことである。

果たして今回の記事にあるシステムがどれほどのものなのか。このNGOについて検索したが、日本語では目的に値するものはヒットしなかった。非常に興味があるのでどんなものが是非確認をしたいのだが、今月末にニューデリーではちょっと行けないなぁ。

 「廊下ひばり」とは

このところ、人間とはなんてくだらない生き物なのか、と思うことが多くなったような気がする。もちろんその反対の気持ちになることもあるわけだが、その頻度が変化してきたようだ。

以下の引用はその人間のくだらない部分に関する言葉。すぐ忘れてしまうのでここにメモしておく。

副島隆彦の学問道場「今日のぼやき」「490」より

廊下(ろうか)ひばり というのは、奥女中たちが、あっちにいっては、「お局(つぼね)様のことを○○さまがこんなひどいことを言っていましたよ」と、嬉々として告げ口に行き、こんどは、○○のところに取って返して、「こんなことを言っていましたよ」というさまのことだ。

 早速アメリカの言い訳(repropaganda)が始まる

時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007070400415より

2007/07/04-12:25 「原爆、戦争終結に役立った」=改めて正当性強調−米高官
 【ワシントン3日時事】米政府のジョゼフ核不拡散担当特使(前国務次官)は3日行った記者会見で、米軍による広島、長崎への原爆投下に関し「日本人数百万人の犠牲をさらに出すところだった戦争を終結させたという点で大半の歴史家の見解が一致するだろう」と述べ、改めて正当性を強調した。
 ジョゼフ氏は、原子力平和利用に向けた米ロ両国の協力に関する記者会見で発言したもので、「米国は長崎と広島に原爆を落として、多数の市民の命を奪った。これは技術の無責任な利用ではなかったか」との指摘に答えた。

アメリカは過去に触れられると困る国家でしょう。攻撃は最大の防御。相手の悪い(と思われる)ところを攻めることで、自分たちの罪を覆い隠すしかないのだ。久間元大臣の発言で原爆投下の是非に火がつきそうになって、一番困っているのはアメリカだ。素早いタイミングで打ち消そうとしている。それでも火の粉が払えなくなってくれば、テロでも何でもでっち上げて議論を吹っ飛ばす可能性さえあります。

国際条約に違反して、非戦闘員の無差別殺戮を行った原爆投下や大空襲。野党左派が今後何をターゲットにして誰を責めていくのか。どうせたいしたアメリカ批判はできないでしょう。

政争の渦中で不毛な議論をしている奴らはさておき、我々真実派はプロパガンダとは何かという事を知っておくべきです。実にタイミング良く、先日注文した書籍の到着メールが先ほどありました。中田安彦氏の新刊(翻訳)です。

プロパガンダ教本 こんなにチョロい大衆の騙し方

プロパガンダ教本

プロパガンダ教本

商品の説明(アマゾンより)

内容紹介
マスメディアの世論操作を見抜くためには、「大衆の世論」を操作する側の手法を知らなければならない。プロパガンダからは私たちは逃れることができない。だからこそプロパガンダを見破る目を持ち、対抗しなければならない。本書を読み終えたあと、皆さんはきっと、「ああ、またダマされた!」とはもう言わなくなるだろう。

著者について
エドワード・バーネイズ edward Bernays
「広報・宣伝(PR)の父」と呼ばれるアメリカ人広報マン。1891年ウィーンで生まれ1995年に没したが戦争宣伝から商品の売り込みまで、ありとあらゆる宣伝活動(プロパガンダ)に従事した。心理学者ジークムント・フロイトの甥であり、多様な心理学手法を駆使して世論操作、大衆の合意形成を行なう。「プロパガンダという技術をプロパガンダする」目的で書かれた本書は、W・リップマン『世論』と並び、PRマン、広告関係者必読のバイブル的な存在となっている。

中田安彦 訳・解説
1976年生まれ。早稲田大学卒業後、大手新聞社勤務を経て、副島国家戦略研究所(SNSI)研究員。著書に『ジャパン・ハンドラーズ』(日本文芸社)、共著に『最高支配層だけが知っている日本の真実』などがある。

 防衛大臣辞任〜属国丸出しの幕切れ〜

久間防衛大臣が「原爆投下はしょうがない発言」をしたとして、被爆地や被爆者を中心に抗議がわき起こり、野党左派勢力も結集して「罷免を要求する」と気勢を上げているさなか、本人が辞任することになりました。今日のこの事態については目先のことに惑わされずに、少々さかのぼって考えなければなりません。それをセットで考えないと全体像が見えてこないのです。

その要点は

  1. 久間氏がアメリカのイラク政策に対する批判をしたこと
  2. 長崎市長選で選挙中に現職の市長が銃撃されたこと
  3. 今回の原爆投下容認発言

です。

久間氏は、小泉政権の時にもアメリカのイラク侵攻に関して物議を醸した発言をしていますが、今年の初めにも同じ主旨の発言をしています。

フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より
2007年1月25日には、「日本記者クラブ」における会見で「イラク大量破壊兵器があると決め付けて戦争に踏み切ったブッシュ大統領の判断は間違いだった」と述べた。イラク戦争を支持している安倍内閣において、久間の発言は閣内不一致であるとの批判がなされたが、内閣官房長官塩崎恭久は「久間氏の個人的な、閣僚としてではなくいち政治家としての意見であり、閣内不一致ではない」と強調した。政権側は大統領批判ではないと釈明した。1月29日午後衆議院本会議において、民主党松本剛明にこの点を追及された久間は「(開戦)当時、閣外にあって感じた感想として述べたもので、防衛相としては(米国支持の)政府の立場を支持している」と釈明した。

要人の発言として適当がどうかはさておいて、我々真実派(これについての説明は省略)にとって、アメリカのイラク侵攻に何ら大儀がないという観点から、この発言は胸のすく思いがしたわけです。少なくとも感情的には。そして、政府の要人がこれだけのことを言える背景は何だろうか、と思惑を巡らせていました。

しかしその後4月17日に、選挙中の長崎市伊藤一長氏の銃撃事件が起こります。報道では久間氏との関連は全く触れられていませんでしたが、久間氏も長崎県の選出であり、タイミング的にも何かあると感じたのは私だけではないでしょう。これについて、「副島隆彦の学問道場」の掲示板でアルルの男・ヒロシ氏が次のように述べています。

[518] 長崎市長暗殺 投稿者:アルルの男・ヒロシ 投稿日:2007/04/19(Thu) 10:52:49
長崎市長暗殺についての、私の勝手な考えを述べたいと思います。
報道では、金銭目当てとか行政トラブルとかの理由で、山口組系の地元暴力団組員が、長崎市長伊藤一長氏)が殺害されたといわれていますが、こんのは嘘でしょう。古館の番組(この番組大嫌い)に容疑者の城尾哲という組員が、犯行声明を送ったといわれていますが、これも陽動でしょう。
私はこの場所が長崎市であって、地元の国会議員が久間章生氏である事に注目し、犯行に使われた銃が米国製のS&Wであることにも注目したいと思います。
この事件の影響で米軍司令官と会合予定のあった久間防衛大臣は、予定をキャンセルし、クニに帰って弔問に訪れているようです。彼を参院選に擁立する動きもあったらしく、この事件には、反米的な久間氏に対する無言の圧力という性格があるのではないかと勝手に疑っています。
行政トラブルが理由で、市長を射殺するということは、普通あり得ません。(犯人が気違いであれば別)

このような経緯を経て、今回の原爆投下発言があったわけです。*フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より

「原爆投下はしょうがない」発言
発言概要
2007年6月30日、麗澤大学比較文明文化研究センター(千葉県柏市)主催の講演会で、アメリカの長崎への原子爆弾投下について、日本を降伏させ、ソ連の参戦を食い止める為との見解を示した。そして「原爆を落とされて長崎は無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったのだ、という頭の整理で今、しょうがないなと思っているところだ」と述べた。また「米国を恨む気はないが、勝ち戦と分かっている時に原爆を使う必要があったのかどうか、という思いは今でもしているが、国際情勢や戦後の占領を考えると、そういうことも選択肢としては、戦争になった場合はあり得るのかなと」と原爆投下の判断に理解を示すかのような発言した

国会議員などの政治家が講演を行う中で、前後の文脈を無視され、部分を切り取られて批判に晒されるのはよくあることで、動向を注視されるのは大変なことだと思います。この発言の前後がどのようなものであったかは分かりませんが、この発言に対しての動きの中で気になるものが2点。

一つは現長崎市長の速攻。先の銃撃事件で急遽立候補した2人のうち、伊藤氏の身内が敗れ、確か市の職員が当選したと記憶しています。仮に伊藤氏と久間氏のつながりがあったとして、その身内を破って当選した現市長が速攻で地元選出の国会議員、しかも現役の大臣に抗議文を手渡しに上京するというのは、政治的な視点から単なる抗議とは考えられません。政治の内幕を知っている人ならこれはおかしい考えると思いますが、私の詮索はここまでにします。

もう一点気になったこと。冒頭で述べた野党左派勢力が結集しての抗議です。野党といいましたが、これに関しては公明党としても抗議の発言がテレビで流れていました。

これらの抗議を見て多くの国民がどのような感想を抱いたか分かりませんが、私からしたら火事場泥棒にしか見えません。参院選を前に格好の材料が出たのをいいことに「我こそは正義で善人なり」と宣伝しているのです。誰の何を攻めているのか、躍起になって。

まるで原爆を落としたのが久間元大臣とでも言いたげなこの勢いは何なのか。「原爆投下は戦争終結のために仕方がなかった」というのは元々アメリカのプロパガンダじゃないか。それに対して国際法廷に持ち込むとか、国会の決議を行うとか、核廃絶・永久平和を願うならそういう行動に出るべきで、日本人の中に犯人を捜すのは筋違いだと思います。奇しくもアメリカで、ありもしない、アメリカ人にはほとんど関係ない「従軍慰安婦に対する謝罪決議」なるものが可決され、国際社会で日本の名誉が傷付けられている中で、日本人同士で原爆投下発言の責任問題を議論していることのなんと不毛な事よ。

国益を考えるとアメリカの罪を責められない属国であるならば、そのことを国民に知らせて正直に言うべきだ。そしてどうすればこの先日本の国益を確保することができるのか、真剣に考えるのが国会議員の役目でしょう。

 久々にいいテレビ番組を見た

NHKにっぽんの現場」というシリーズで「町工場 ドリルガールズ」というのを見た。大変いい番組だった。番組HPより。

世界最高クラスの技術を誇りながら若者に人気がなく、後継者不足にあえぐ日本のものづくり。東京・蒲田の町工場に新しい力が現れた。それは近くの女子高の「体育会系ギャル」。  
高卒の男子が集まらず困っていた社長のもとへ、ものづくりに興味がある元気な女の子がいるという連絡が入ったのは9年前。試しに採用したところ、おじさんたちの心配をよそに油まみれの旋盤工の世界に熱中。バレーボール部やバスケット部の後輩たちが毎年のように入社するようになった。目標は、指先の感覚とにおいと音を頼りに百分の一ミリの精度で金属を削る60代のベテラン職人たち。日々高い技術の習得に励んでいる。
女性が増えたおかげで暗く乱雑だった職場は整理され、はやりのポップスが流れるようになった。しかしここにきて悩みも出てきた。結婚した社員の家庭、出産との両立。技を極めたい思いと家庭を大事にしたい気持ちの間で揺れている。男の世界という先入観を破り、町工場の職人の中に飛び込んだギャルたちの熱い日々を追いながら、にっぽんを支えるものづくりの今を見つめる。

番組制作上のやらせというか作り込みの過程を差し引いても、最近見るテレビの中では大変感動できる番組だった。いろいろ感想・考察・言いたいことはあるが、再放送もあるようなので、「是非見てもらいたい」という結論で今日は締めくくりたいと思う。

NHK総合 にっぽんの現場 「町工場 ドリルガールズ」
■ 再放送予定:6月13日(水)午前 1:50〜  (火曜深夜)

 1回で食べるお米の量

先日地元の小学校から「地域の自然の話」をしてほしい、と依頼がありました。山や川などのことであれば生徒の方がよっぽど知っているでしょう。ちょうど籾蒔きがすんだ頃だったので「お米の話」をしてきました。

稲の育て方というよりは、一人の日本人が1年間で食べる米の量と、それを作るのに必要な面積などをわかりやすく説明しました。その際に、こちらから学校に対して質問をしました。生徒が食べている給食のご飯の量はどうなっているのかと。

意外な質問だったらしく先生方は誰一人知りませんでした。話が終わって校長室でお茶をいただいていると、早速教頭先生が調べた結果をメモで渡してくれました。学年によって細かく設定されており、意外に少ないと思いました。

  • 小学 1年 50g
  • 2・3年 60g
  • 4年 70g
  • 5・6年 80g
  • 中学 1年 90g
  • 2・3年100g

この話の元は、私がかつて「わしズム」に書いた日本のお米事情です。単に米があまって減反になったのではなく、消費量の減少と農業技術の近代化、さらに質の問題にまで言及し、その上で自信の手植え手刈りの意義も描き出しています。

わしズム〈Vol.7〉

わしズム〈Vol.7〉

「最近、忘れられているうまい米の話。」新藤洋一

 工藤公康44歳の勝利の裏にあるもの

工藤投手が約1年ぶりに白星をあげたことがニューズになっていますが、努力だ・根性だというような表面的なことしか報道されていません。工藤投手は栄養管理士の幕内秀夫さんと交流があり、幕内先生の考え方を食事に取り入れて身体を作ってきました。単にトレーニングや気力ではない、本当に身体を作るのに重要なのは食事でありますが、それを分かっている人はほとんどいないのが現状です。