歴史・考古学

 また今年もこの時期に「靖国」を考える 何回でも考える

本日重要な問題定義となる報道がありました。1975年以降、昭和天皇が靖国神社御親拝をしなくなったのは、いわゆるA級戦犯が78年に合祀されたからだ、ということの根拠となる資料の公開です。 昭和天皇、靖国のA級戦犯合祀に不快感 ≪元宮内庁長官、発…

 ジャレド・ダイアモンド氏に関する情報と雑感

昨年12月末に発売されたジャレド・ダイアモンド氏の「文明崩壊」は、本ブログで何度も紹介してきました。この上下巻2冊の本はすでに読了し、その内容には今でも感嘆しています。また、私の薦めで購入した知人も現在読書中ですが、彼と会うたびにこの本の…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」下巻読書速報

昨年のクリスマスプレゼントとして、自分のために買った本書ですが、何とか上巻をクリアし、昨日下巻にたどりつきました。その最初の章に、世界の中で環境破壊にいたらず、長年にわたって民族の繁栄を実現した成功例として、日本の江戸時代が揚げられていま…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで その3

前回はイースター島についての概略とたどってきた道の要点を書きましたが、今回は、 なぜイースター島が森林破壊の極端な事例という地位を獲得するに至ったのか なぜポリネシア全体で森林破壊の度合いにばらつきがあるのか この点についてのジャレド氏の考察…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで その2

2章「イースターに黄昏が訪れるとき」に書かれているポイントを2回に分けて解説します。今回は主にイースター島の概略とたどってきた道についてです。ただしその内容はしっかりとジャレド氏の研究成果が盛り込まれています。○イースター島は、人の住める場…

 ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」第2章イースターに黄昏が訪れるとき を読んで

昨年12/26の本ブログ「縄文人やインディアンが「善」で弥生人や現代人が「悪」なのか」で、発売されたばかりのジャレド・ダイアモンド氏の新しい著作「文明崩壊」を紹介しました。早速書店で購入し、年末年始の空いた時間の中で少しずつ読み始めたとこ…

 縄文人やインディアンが「善」で弥生人や現代人が「悪」なのか

表題に関係ないようで微妙に関係するのですが、今年の6月から河合音楽教室でやっていた「沖縄三線教室」、本日をもって終了となりました。頼まれて始めた教室ですが、どうしても仕事と家庭が忙しすぎて継続困難となったため、半年で閉めることにしたのです…

 大東亜戦争認識の真実は

去る11月13日に行われた、SNSI主催講演会「副島隆彦 2006年〜大波乱の時代を読み解く!」のビデオを購入し視聴しました。ビデオの案内は、HPで次のように書かれていました。 このビデオの内容を一言で言えば、「俺達はだまされていたんだ!保守マゴ…

 「捏造を見抜く目」を持つのはなかなか難しいことだと思うが、ひとつの例を紹介します

マンションの構造設計を捏造した事件が巷で騒がれていますが、同じ捏造ということでは5年前に、考古学の発掘に関する事件がありました。この事件に関して最近、副島隆彦氏が言及していましたが、それについて少々論じてみたいと思います。 副島隆彦の学問道…