悲惨な事件の背景を読み解く、思考停止してはいけない

まず最初に信じられないような事件を二つ紹介します。

「泣きやまず」生後19日二男に虐待、18歳母親逮捕
 生後19日の二男に暴行し、意識不明の重体にさせたとして、茨城県警水戸署は28日、水戸市内の無職の母親(18)を傷害の疑いで逮捕した。

 調べによると、母親は25日午後7時ごろ、自宅のアパートで、生後19日の二男を床にたたきつけるなどし、脳挫傷や右腕骨折などの大けがを負わせた疑い。母親は「泣きやまなかったので腹が立った」などと供述しているという。

 二男を治療した病院から27日午後7時ごろ、「虐待の疑いがある」と通報を受けた同署員が、病院にいた母親から事情を聞いたところ、容疑を認めた。

 母親は派遣社員の夫(26)と長男(11か月)の4人家族。長男についても昨年11月末、市内の病院から水戸市に「右腕を骨折しており虐待の可能性もある」と連絡があり、県中央児童相談所が「養育能力が整うまで」として乳児院で保護していた。

(2006年9月28日20時0分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060928i202.htm

2歳男児転落死で「ふらついた」と母親
 東京都練馬区光が丘の団地で転落死した正木優仁ちゃん(2)の母親(25)が、警視庁光が丘署の調べに「11階で抱っこしていてふらついた。気が付いたら子どもがいなくなっていた」と説明していることが26日、分かった。

 同署は母親が優仁ちゃんの転落に関与した可能性が高いとみて、当時の状況などについて詳しい経緯を調べている。

 調べによると、母親は当時、11階で優仁ちゃんを抱いてあやしていた。母親は「(自分の)体調が悪くふらつき、気が付いたら手の中から子どもがいなくなっていた」と話しているという。

 優仁ちゃんは25日午後11時半ごろ、自宅の団地2号棟2階の出入り口付近で、頭から血を流して倒れているのが見つかった。

[2006年9月26日18時43分]
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060926-95608.html

どちらも幼い子供が犠牲になっています。転落死の方は事故だとしても、普通ではあり得ない信じられない話です。私は事件の可能性が高いと思う。

秋田のいわゆるDQNが自分の娘と隣の子供を殺した事件もそうですが、子供が受難の時代が始まっていると感じます。その原因を探る前に、少し昔の事件について言及します。

20数年前に川崎で起こった「金属バット両親撲殺事件」は家庭内暴力幕開けの象徴的事件でした。

1980年(昭和55年)11月29日午前2時半ころ、川崎市高津区の自宅で、受験浪人2年目の予備校生のA(当時20歳)が就寝中の両親を金属バットで殴打して殺害した。110番があって現場に一番乗りした高津署の捜査官はドアを開けて寝室をのぞきこんだ瞬間、息をのんだ。
和室6畳の寝室には、父親のB(46歳)はどっぷりと血を吸った布団の中で、やや顔を左に向けて横たわっていた。額の上から頭頂部にかけ、頭蓋骨がパックリと口を開け、血しぶきが天井まで達していた。さらに、奥の8畳間には、母親のC(46歳)の死体があったが、こちらは脳漿までが辺り一面に飛び散っている。
父親のBは東大経済学部卒で、旭日硝子東京支店建材担当支店長。大学時代はヨット部主将。ソツのない、きびきびした人柄で社内の評判も上々だった。母親のCは山口県下の名門の酒造家の娘であった。Aには3つ年上の兄がおり、早大理工学部卒業後、大手電気メーカーに入社した。
犯行前日の11月28日午後11時半ころ、この日は24回目の結婚記念日だったが、酔って帰宅した父親は、Aが自分のキャッシュカードを盗んだことを知り、そのことで、応接間に呼んできつく叱った。さらに、受験のことでもうひと言言ってやろうと思い、自室に引き上げたAを追って、2階に上がっていった。ドアを開けたとき、目に入ったのは、ウイスキーをラッパ飲みしているAの姿だった。
 父親は、椅子ごと押し倒して足蹴りにした。
「バカ、一人前に大学にも入れないくせに、このざまは何事か。お前のような泥棒を家に置いておくわけにはいかない。お前はクズだ、出て行け!」
これまで味方だった母親も、このときは冷たくあしらった。「あんたはダメな子だ」
その約3時間後に凶行が起こる。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/yobikousei.htm

作家の藤原新也氏はこの事件を題材に「東京漂流」を書き、当時話題になりました。

すべての物事には原因があって結果があるという、因果説にたって考えると、上記の事件の背景には、「受験地獄」というものがあるということが多くの人の理解だと思います。ではなぜ受験地獄というものが存在するのか。この段階での根本原因の追及となると、とたんに誰も分からなくなってしまうでしょう。これが大衆の限界で、浅はかな部分です。これは、皆さんをバカにするつもりで書いているのではありません。真実とは、「表面的なことに流されずに根本原因を追及すること」を説明しようとしているので、最後までおつきあいください。

受験地獄の原因ですが、小室直樹氏の「日本人のための宗教言論」から引用します。

儒教が日本にもたらした官僚制だが、それを日本人は明治以降に受け入れてしまった。最大の欠陥は、カウンターバランスをとる組織を作らずに、官僚制を導入し、さらには、経済組織でも何でもその官僚制を手本にして作ってしまったことである。つまり、対処法なしに官僚組織的なものが自己増殖してしまった。
カウンターバランス組織があれば、両方ともに腐敗してもそれぞれの仕方は、官僚の腐敗の仕方とは全く違ったものになり、ともかくそれぞれの機能は果たす。ところが日本では全部が同じような官僚組織だから、行政も、企業も、学校もみんな同じように腐朽して、どれもが機能しなくなった。
日本では、儒教そのものはもう生きていないが、儒教による弊害はますます壮絶を極めている。そして、儒教自体はもはやエトスたり得ていないが、官僚制度、受験制度という奇態な行動様式として残っている。

儒教そのものが完全な形では日本に入らず、しかし科挙制度をまねした結果、現在の受験地獄が発生しているということだと思います。

では、幼児虐待・虐殺の時代の幕開けは、何が原因なのでしょうか。よく言われるのは、学生運動後の左翼的な風潮の中、自由や権利が主張された結果、家族や社会の秩序が崩壊し、その環境でおかしく育った子供が今親になっている、というものです。ただ、資本主義社会の成立要件の一つに「共同体の崩壊」がありますから、近代資本主義を目指したときからこのようなアノミーは予想されていたことかもしれません。

そこで、次の太田龍氏の文章を読んでみてください。

「今、日本が危ない!ユダヤ禍入門」が、今こそ全日本国民に伝えられなければならない!!
更新 平成18年09月27日23時03分

平成十八年(二〇〇六年)九月二十七日(水)
(第一千八百十六回)
太田龍著「ユダヤ問題入門」(一九九四年=平成六年一月、
 泰流社、絶版)七十六頁以下。
  「ユダヤ占領軍が、日本人を家畜化するためには、日本人の
  強固な家族関係が邪魔でした。彼等はこの家族を破壊するた
  めに、入念で周到な布石を打っています。
   そして、一連の売国奴の軍団がこのユダヤの吹く笛で踊り
  ました。しかし、その要点は、占領軍の指令による、関係諸
  法律の改廃と制定です。
  ………
  ………
   この民法改正は、農家と商家、「製造小売業」と分類され
  る日本の伝統文化を支える匠の世界を直撃し、これを粉々に
  破壊すべく、ユダヤによって指示され、その意を受けた、売
  国奴的法律学者たちが用意したものです。
   これに加え、ユダヤとその手先として踊った売国奴たちは、
  子供たちを親の権威に反抗させるべく煽り立てました。
   更に「男女同権」の虚名をふりかざし、家族と家庭を一挙
  に爆破する時限爆弾を仕掛けておいたのです。
   すでにユダヤによって食いつくされて、一足先に家族が崩
  壊して居るアメリカでは、離婚率七五パーセント。
  ………
   ニューヨークでは、二十八才の若い父親が、生後六日の自
  分の赤ん坊に小便をかけられたと腹を立て、我が子を、思い
  っきり床にたたきつけ、それから飼い犬のシェパードに食わ
  せてしまった、と言う事件があったそうです。
  ………

○これは、平成三年十一月に執筆した文章である。
○その後の十五年の間に、日本民族の家族の崩壊は、すさまじい
 速度で進んだ。
○その現象を、
 おっかなびっくり、語るひとは、居ないこともない。
○しかし、
 こんなことは、なんとなく「自然」に生じるわけがない。
○日本を占領し続けているユダヤイルミナティ権力が、
○それを立案し、彼らの走狗、彼らの手先たちに実行させて居る
 のである。
○その真実を日本民族に警告する言論は、もっとも厳重に、
ユダヤイルミナティサタニスト占領軍とその手先たちによって、
○禁止されて居る。
○今、改めて、「日本が危ない!ユダヤ禍入門」、
 が、読まれなければならない。
○「週刊文春」、平成十八年十月五日号。百五十四頁。
○ここに、鹿島茂、というひとが、
  小林由美著
  「超・格差社会アメリカの真実」(日経BP社)
○についての紹介をしている。
アメリカは、
 特権階級(五千四百世帯)プロフェッショナル階級上位以上で
 人口の5%が、全米の富の60%
 残りの95%は、
 65%の「貧困層
 30%の永遠の貧乏を運命づけられた「落ちこぼれ階級」
○だと言う。
○ここには述べられて居ないが、
○上位の5%の大半が、「ユダヤ」である。
○要するに、現在の、極悪売国奴日本の特権階級エリート権力者
 階級(政官財マスコミ学界宗教界芸能界など)は、
○日本も、前述のごときユダヤアメリカ的社会に変造させるべく、
○断乎として、「行動」して居るのである。
○今こそ、一億二千万日本庶民に、
○「ユダヤ禍問題」の脅威を理解させなければならない。
 (了)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/jiji.cgi

普通の方には「イルミナティサタニスト」と聞いても何のことだか分からないと思います。私は太田氏の主張を100%信じているわけではありませんが、上の文章の主題(流れ)には、説得力があると思っています。「巨大マスコミは真実を流さない」という事実が理解できた上で、真実はどこにあるのか探っていく姿勢がないと、本当のことは見えてきません。

今、アメリカでは、学校での銃の乱射事件が「またか」という感じで頻発しているようです。この学校銃乱射事件はどうしてアメリカで頻発するのか。これにも原因があるのです。それも驚愕すべき原因が。それは、ヴィクター・ソーン著「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」に書いてありますので、マスコミは嘘だ、と思える方はぜひ読んでみてください。もちろんそれを信じるかどうかはあなた次第ですが・・・。

次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた〈上〉技術・諜報篇

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