1回で食べるお米の量

先日地元の小学校から「地域の自然の話」をしてほしい、と依頼がありました。山や川などのことであれば生徒の方がよっぽど知っているでしょう。ちょうど籾蒔きがすんだ頃だったので「お米の話」をしてきました。

稲の育て方というよりは、一人の日本人が1年間で食べる米の量と、それを作るのに必要な面積などをわかりやすく説明しました。その際に、こちらから学校に対して質問をしました。生徒が食べている給食のご飯の量はどうなっているのかと。

意外な質問だったらしく先生方は誰一人知りませんでした。話が終わって校長室でお茶をいただいていると、早速教頭先生が調べた結果をメモで渡してくれました。学年によって細かく設定されており、意外に少ないと思いました。

  • 小学 1年 50g
  • 2・3年 60g
  • 4年 70g
  • 5・6年 80g
  • 中学 1年 90g
  • 2・3年100g

この話の元は、私がかつて「わしズム」に書いた日本のお米事情です。単に米があまって減反になったのではなく、消費量の減少と農業技術の近代化、さらに質の問題にまで言及し、その上で自信の手植え手刈りの意義も描き出しています。

わしズム〈Vol.7〉

わしズム〈Vol.7〉

「最近、忘れられているうまい米の話。」新藤洋一