私のPC履歴5 VAIOノート・PCG-FX33G/BP 「VAIOノートとの出会い」


CanBeとレーザープリンタ、外付けHDDを使い、TEL/FAX機能・文書作成・インターネット環境を実現していたが、CanBe購入から5年後、新たにノートPCを買うことになった。ただ、今となってはその明確な動機は覚えていない。新たにノートPCを買ったのは2001年の夏である。CanBeを買ってから5年が経過していたが、まだ我が家にはブロードバンドも来ていなかった。また、CanBeを快適に使用していたので、それ以降windows98というものが出たことも知らなかったし、新たなPCに食指を動かすということは一切なかった。

だから、どういう理由でノートPCを買おうと思ったのか思い出せないのである。しかし結果論的にいえば、私がこのノートPCを購入した時期を起点として、その後のめまぐるしい技術革新と状況の変化が起こり、ものすごいパソコンの普及時代を迎えていくことになったのである。今では、およそPCに縁のなかった人までPCを所有することになった。そのような時代の変わり目を直感的に判断した結果として、新たなノートパソコンの購入を行ったと思えてならないのである。

ノートPCの話に移る前に、CanBeの事にもう少し触れておくことにする。
実はこのPCはHDDが2回クラッシュしている。最初は購入してから1年後。補償期間が切れる直前だったので無償で修理してもらった。さらにその3ヶ月後、こちらも「修理した箇所の補償期限」3ヶ月ぎりぎりだったので無償で修理することができた。しかし、あの重たいCanBeを、当時あったNECのサポート窓口まで運搬するのは大変だった。それを短期間のうちに2度もやったのでうんざりした。

さらに、修理後のHDDは購入当時の状態にされてしまうので、バージョンアップしたソフトは再度インストールしなければならなかった。確か一太郎はVer7、8と2度バージョンアップしていたのだが、一度7を入れてからでないと8が入れられなかったと記憶している。その後故障することはなかったのだが、この体験が私にとってNECの信頼性に疑問を持つのに十分であったことは容易に想像できると思う。

私はPC98とDOS/Vの違いをよく知らないのであるが、少し前まではパソコンのシェアはNECがダントツであった。しかし、私がCanBeを使い続けている間、パソコン市場の動向は大きく変化していたようだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DOS/V
たとえば私がNTTに在職していた15年以上前に、社内に初めてSONYワークステーションがお目見えした。AVメーカーであるSONYのコンピュータを見たときは違和感を感じたものだった。しかし、私が新たにノートPCを買おうとしたときには、VAIOというソニーブランドのPCが登場していたのである。そしてPC雑誌のレビューを見て購入を決めたのがVAIOノート・PCG-FX33G/BPであった。これがVAIOとの長いつきあいの第1ページとなった。